ENDLESS STORY

私は最近思うことがある。

人生はループしているんじゃないかと。

ずっと私は同じ場所をぐるぐる回っているように思う。

どうしてそう思うかというと、昔と同じことを繰り返していると思うからだ。

私は昔、社会に出てからすぐ仕事が嫌になり、恋愛に走ったことがある。

仕事が上手く行かないから逃げ道が欲しかった。その逃げ道が恋愛だった。

恋愛は、一種の依存性の高い薬のようなものだ。一度ハマればそれが自分にとって1番大切な世界になった。

仕事が上手く行かなくても、恋愛に夢中になることで、自分の嫌なことから目を逸らすことができる。

だから私にとって恋愛とは、大切な人と一緒にいたいから恋愛するのが目的ではなくて、誰かと付き合っているという、自尊心の形成という手段でしかなかった。

別にたいして好きでもない人と恋愛するのも、さほど苦ではなかった。むしろ好きではない分、気持ちは楽だった。居なくなっても心に負担はすくなく、また次をつくればいいだけだったから。

そんな気持ちで人と付き合うことを繰り返した日々。そこでたまたま同棲する事になったのも、言うなれば人生経験を増やしたかったからだ。

私にとって恋愛とは目的ではなく手段だったのだ。大切にしたいと思った始まりなど無かった。

 

そして現在。

私は自分が障害者と知って途方に暮れることになった。

そして仕事をしたいと思うが、自分のためにだけ仕事をしたいとは思えない。

だから大切な人を探して、その人を守るために仕事をしようと考えた。

私はその時には気づかなかったが、また昔のように、現状から目を逸らすために恋愛を手段としていることに気付いた。

それに気付いたのは、恋愛相手を探している時だった。

私は何人かの異性と会って話をしたりした。

今は自分が障害を持っているし、仕事も無い状態だから気分的にはどうしても辛く感じる。なんだか自分勝手だが辛いのだ。

大切にしたい人とお付き合いするのが目的だったが、私は本当に大切にしたい人と付き合った経験はない。だから異性に会う中でこの人だと思えるような出会いはなかった。

この人なら幸せになれるかもしれないと思う人には出会うこともあるが、それを意識すると自分が障害者であり、仕事をしていないことが頭をよぎり自信を無くす。だから上手く会話が膨らまないし、自信の無さは相手に伝わるのでうまくいかない。結局それっきりの出会いになり発展しない。

逆に、大切にしたいとは思わないような人とは気兼ねなく話せるので帰ってうまくいく。そりゃそうだろう。そういう気持ちのない恋愛が私の十八番なんだから。今までずっとそうしてきたんだから。だから本当に大切にしたい人より、どっちでもいい人とはいい感じになれる。

そう思うとますます自分に嫌気が差した。

私はこのまま、どうでもいい人としか付き合ったりする事が出来ないんだろうかと。

繰り返される。

本当に手に入れたいものは手に入らず、手段的な恋愛しか出来ない。

苦しいと感じた。自分がいいなと思う人とは上手くいかない。もういっそう諦めてもう一度手段としての恋愛を始めようかとも思い始める。

納得できない恋愛。それが私にはお似合いか。

もう上手くいかないことを繰り返すのが怖い。辛い。逃げ出したい。

いっそうのこと、恋愛を諦めてしまえば楽になれるだろう。

だけど諦めても自分の物語は続く。

諦めても結局、私は一人でいることが耐えられなくなりそうだ。

だから手段的な恋愛で心を満たそうとするはずだ。

だから人生はループしているかもしれないと思う。

私は成長していないのかもしれない。

本当に望むものを探すのが、こんなに辛いなんて知らなかった。