生き方

最近はいろいろ悩むようになった。

自分はあの時どうすれば良かったのだろうと過去を振り返ることが多くなった。

あの時どんな選択をしていれば幸せになれたんだろうって考えてしまう。

だけど考えてみたって、何もかもが手遅れで、過去は変わらない。

過去の失敗を今に活かすしかない。

分かっている。

分かってはいるけれど、それでも自分の選択はどこで間違えたかは分からない。

 

歳を取れば取るほど行きづらくなった。

まだ若いと人は言うけれど、そうとは思えなかった。

自分の周りの同い年の人達は、各々の人生を幸せに送っているように思う。

自分より若い人達を見ると、まだまだこれから楽しいことが、待っているんだろうなと嫉妬心を感じてしまう。

ここまでは自分で選んだ道なのに、まるで誰かに選ばされたような人生。

誰かのせいにしたかった。自分の人生だけど自分のせいだと思いたくなかった。

障害によって嫌だった仕事を辞めて、何もかもを捨てて、自由になった。それは全部自分がした決断だった。

なのに今、苦しいのは何処かで選択を間違ったからだろう。

どんどん自分だけ追い抜かれていくような気がした。

結婚や子供、仕事、お金、車や自信。

それらが自分の手ではもう掴めないほど遠のいていく。

だから今更取り戻せないから昔を振り返りは、後悔を繰り返しているんだろう。

私の失敗とはなんだったのだろう。

何で苦しんでいるんだろう。

そうして答えに辿り着いた。

私は結局、誰かの為に生きたかった。自分の為には生きられない。

誰かに振り回されるくらいが幸せだった。

自分の為に生きられるような強い人間ではなかった。

誰かが自分を特別扱いしてくれて、誰かが自分の障害を受け入れてくれて、自分は特別な人間になって。

障害を持つ。ってそういう、誰かの助けが必要な特別な人間になれると思っていた。

だけど都合がいい特別な人間ではなかった。

障害を他人に認めさせて生きるとは、全てを望まずに、自分の為に生きるってことなんだと悟った。

私の場合は障害に甘えて都合の良い特別な人間になりたかった、ただの人だった。

障害を持てば、楽に生きられる。

そんな幻想に酔いしれていた。

障害を持って特別になるとは、それでしか生きられないからそうするのだと気付いた。

私は覚悟が無かった。障害を持って生きるという生き方に。

何もいらないと思えなかった。望みたかった。自分の為ではなく、人の為に生きたかった。

だから。もう自分に甘い逃げ道をつくるのはやめていきたい。

私は特別ではなく。特別になれない、人間だ。

 

障害があってもなくても、誰かを助けるために生きることを選ぶことにした。

障害を持つ働き方ではなく、障害を感じさせない働き方を選ぼうと思う。

 

これから出会う誰かを守れるように。

ありがとう。