新卒で入社した会社を辞めるまで part.11

ハローワークで自分が出来る仕事って

なんなんだろうと探す日々。

とりあえずもう鉄工所は懲り懲りだし、

下請け会社の社員というのもこき使われて、

終わってしまうという結論に至った僕は、

なるべく大きい会社で

同じことを繰り返す仕事を探した。

 

そして、大手会社の社会求人をみつけた。

よしこれに応募してみよう。

そう考えたが、

こんなにあっさり就職先を

変えてみてもいいのか心配になった。

まだ内定も貰っていないけど。

 

誰かに相談したかった僕は、

親に相談することにした。

すると、親は猛反対で怒って反対した。

そんな簡単に仕事なんて

変えるものじゃない。

石の上にも3年という言葉があるだろう!

3年は続けて考えなさいと。

僕は納得がいかなかった。

が、親の反対を制して、

転職する度胸もなかった。

僕の転職するという決心は、

3年後に持ち越すこととなった。

ハズだった。

 

だけどある事件が3ヶ月後に起きた。

その事件とは同僚が事故をして

職場に再起不能になった事故だ。

その同僚は、仕事ではなく、

プライベートで事故して、

入院することになった。

その同僚の穴埋めとして、

僕がその同僚の部署へ移動となった。

 

その部署は鳶職といわれる

ジャンルの仕事だった。

鳶職とは、大きな建物の工事や修理を

する際に、足場の組み立てや、

高所での作業をする人達である。

 

そしてその部署はもっとも厳しい部署だと

有名だった。

まぁ金髪の兄さんから離れることが

出来るからラッキーと僕は思った。

 

僕が移動になる前日の

最後の部署での仕事の日。

金髪の兄さんはなぜか少し優しかった。

なんかいつもと違うことはすぐ分かった。

 

金髪の兄さんは、

まぁおめぇは愛想は悪くなかった。

新しい部署でも愛想よくしときゃ、

なんとかなるわ。

なんて僕に言い聞かせる。

 

いや今までの態度と全然違うじゃん。

まぁ厄介者が居なくなって

嬉しいのかもしれないけれど。

 

茶髪の兄さんは、頑張れよ。

落ち着いたら飯でも行こう!

と笑いながら見送ってくれた。

 

なんだか部署移動が寂しくなった。

だけど、次の部署はもしかしたら

僕の出来ることがみつかるかもしれない。

そんな期待も膨らんでいた。

 

しかし、この部署移動が退職を

本気で決めることになった部署だった。

 

[退職まで残り90日]