新卒で入社した会社を辞めるまで part.10

 

人生で初めてハローワークに僕は向った。

ハローワークについみると、

その日はまだギリギリ受付時間に

間に合ったようだ。

 

どうしていいか分からない僕は、

受付の人に仕事を探してみたいんですが…

と訪ねる。

 

すると、まずは登録してもらって〜

といろいろな説明が始まった。

 

とりあえずハローワークに登録した僕は、

パソコンで求人票の見方を教えてもらい、

求人を見てみることにした。

 

もう現場仕事は嫌だなぁ。

ライン作業とかいいな。

あれ、ライン作業って

給料少ない気がするな。。

 

僕みたいな、何もできない人間にかぎって、

給料が少ない、

もっと給料が多いところで働きたいとか

平気で考えるものだ。

身の程知らずといえるのだろう。

 

その日は求人票を見るだけにして、

家に帰った。

 

次の日、

会社へいくと茶髪の兄さんが出社していた。

僕は体は大丈夫ですか?と聞くと、

おかげで良くなった。

昨日は迷惑かけてすまなかったな。

と少し微笑みながら言ってくれた。

だが、まだ茶髪の兄さんの体調は

悪そうだった。

 

いつもの時間くらいに、

金髪の兄さんが会社に出社してきた。

金髪の兄さんは昨日休んだことを謝っていた。

 

金「昨日は最悪だったわ。

しっかりしてくれえよ。」

 

そう笑いながら

茶髪の兄さんの背中を叩いた。

その後、僕の方を見て、

 

金「おめぇ、昨日ちゃんと行ったんか?」

 

僕はすぐにハローワークのことだと

分かったから、行きましたと答える。

だけど、嘘つけ、会社が終わった時間に

開いとる分けねかろうが!と言われた。

昨日はたまたま、

長い時間まで開いている曜日だったらしい。

それを金髪の兄さんは知らなかった。

 

茶髪の兄さんが、

どこに行ったんですか?と訪ねる。

金髪の兄さんは、昨日、

僕にハローワークに行けと言ったことを、

茶髪の兄さんに楽しそうに話す。

茶髪の兄さんは、

苦笑いしながら聞いていた。

 

金髪の兄さんは、僕を睨み、

早う新しい仕事探せえよ!

と普通の声のトーンで話す。

周りの人達がこちらを見る。

僕は辛くて恥ずかしかった。

社会ってこんなにも厳しいんだと感じた。

 

その日から僕は

週に1〜2回ハローワークに通う日々が

1ヶ月程続いた。

そしてとうとう、

求人票に応募してみようと考え始めた。

 

[退職まで残り178日]