もしも過去に戻れるなら

 

もし過去に戻れるとしたら、

どうしたいだろう。

そんなことを考えてみた。

 

過去に戻れるなら、

僕は今までの出会ってきた人達を、

もっと大切にしたいと思った。

 

僕は生まれてからずっと、

一回一回の人間関係や環境を、

リセットする癖がついている。

 

例えば、

小学生の頃に仲良かった友達とは、

小学生までで仲良しは終わりと考える癖だ。

 

一つの終わりは、

その全てにリセットを掛けないと、

いけないと思っている。

 

仕事を辞めたら、

その職場での人達との関係は終わり。

 

訓練学校で仲良くなった友達とも、

訓練学校を卒業すれば友達関係も終わり。

 

そんなふうに、

1つの結末を迎えた出来事は、

もうそこで全て終わりにして、

まっさらな状態で、

次の世界に入るようにしていた。

そうしないといけないと考えてしまうから。

 

だから僕には、

人生の要所要所で出会ってきた人達と、

ずっと仲良くしてきたことがなかった。

まっさらな状態の自分が心地よかった。

 

だけど、今さら気づいた。

人との繋がりの大切さというものを。

 

この広い世界で、

言葉を交わして仲良くなれた

かけがえのない他人の存在を。

 

今までは、

1つ1つ丁寧に切り離してリセットしてきた。

自分の為に。

 

なのにその自分の為だと思っていたことは、

本当は大切なものを失う行為だった。

 

だから、

人生の要所要所で、

今まで仲良くしてきてくれた人達に、

謝りたいと思う。

今さら無理なことなのだけれど…。

 

もし今こんな状態の自分に、

アドバイスをくれる他人の存在があれば、

どんなことを言ってくれたのだろう。

 

なにか、自分にとって大切なことを、

教えてくれたのかもしれない。

そんなふうに考えてしまう。

 

人との繋がりを大切にしている人は、

本当に凄いと感心する。

 

なんでそんなに今までの積み重ねを、

守っていけるのかと。

 

きっと僕は、

人との関係を続けていける

自信がないのだと思う。

 

自分に自信がないから、

自分から離れて行くことを、

決断してしまっている。

人の気持ちを考える事が、

出来ないからかもしれない。

 

過去に戻れるなら、

1つ1つの人間関係を取り戻したい。

もっと他人を大切に出来る人でありたい。

 

これが過去に戻れたら、

僕がやりたい事である。

 

これからは、

自分の世界をリセットしないような、

生き方を目指したい。