人に無関心な気持ちは相手に伝わる

 

世の中には、人に好かれやすい人と、

好かれにくい人がいる。

 

僕はもちろん後者なのだけど、

どうして人に好かれにくいのだろう。

 

とくに何か嫌味を言うわけでもないし、

どちらかというと、

嫌われないように人一倍気を使って、

生活している。

 

なのに好かれない理由はなんなのだろうか。

最近、その理由が分かってきた。

 

人は自分に興味を持ってくれる人間を、

好きになるようだ。

それが人というものなのだ。

 

だから好かれる人間というのは、

多くの人に興味を持つことが

出来る人間なのである。

 

好かれたいからではなく、

ただ関心を相手に向けている。

関心を向けられた相手も悪い気はしない。

私はあなたに興味があります。

という雰囲気で近づいてこられたら、

人は喜んで自分のことを話すだろう。

大抵の場合は、

人は自分のことが好きだから。

 

この逆が嫌われる人間である。

相手に興味を示さず、

自分の殻に閉じこもっている人。

やっかいなことに、

自分が相手に無関心というのは、

相手にも伝わってしまう。

 

だから相手もこちらに、

興味を持たなくなってしまうのだ。

 

自分に興味がない人に、

あえて話しかけてくる人はいないのだから。

 

ただ僕も含めてだけれど、

人に興味を示さない人は、

生まれつき人に興味が無いわけではない。

 

生きているうちに、

自分を守るために、

相手に関心を持たないようになったんだ。

 

発達障害のせいもあってか、

僕は、だんだん相手との会話が、

上手く成り立たなくなっていった。

昔は仲の良かった友達とも、

上手くいかなくなっていった。

 

その結果、人がだんだんと、

怖くなっていってしまった。

 

人と仲良くなっても、僕の正体を知って、

おかしいと思われるのではないか。

そう考えると、

人と仲良くするのが怖くなった。

 

だけど、誰かと仲良くしたいし、

異性の友達も欲しいと思っていた。

だけど、拒絶されるのが怖いから、

諦めるようになった。

 

自分は人とはうまく付き合っていけない。

そう考えているうちに、

一人で居る事の安心に、

気づいてしまったのだった。

 

一人ならありのままの自分でいても、

怖くなかった。

誰にも自分を隠す必要もないのだから。

 

でもたまに寂しい気持ちにもなった。

僕はずっと一人でもいいのだろうかと。

だから、上辺だけの人付き合いも、

出来るだけするようになった。

 

なるべく相手と深くかかわらない。

深く関われば嫌われてしまうから。

それが相手への興味の衰退だった。

 

これが繰り返されて、

人に関心を持たない人間になったのが、

僕だということだ。

 

きっと、

人と上手く話せなかったり、

親密になれなくて、

苦しんでいる人もいるだろう。

だけどそれは、

自分を守るために自分がそれを、

望んでいるのだと思う。

 

相手を知りすぎないようにしようと、

バリアを張っているのだと思う。

自分が相手に関心を持つと同時に、

相手が自分に関心を持ちすぎるのを、

恐れているのだ。

だから、人に関心が持てなくなった。

その結果、人に好かれないということだ。

 

だから、人に好かれたいなら、

人に興味を持つしかない。

その人に関心を示せば、

少しは、殻の中の自分から

抜け出せられるかもしれない。

 

怖くてもそうしていかなければ、

人とは歩みを縮めてはいけないと思う。