人と一緒にいると疲れるから、一人が楽しいと感じてしまう

 

子供の頃は、誰かと一緒に行動しないと

恥ずかしいと思っていた。

 

アイツは友達がいないんだ。

なんて言われたくなかった。

人に孤独だと思われるのが怖かった。

 

だから、誰かと一緒にいないと

いけないような気がした。

 

でも僕には難しかった。

心を許せる仲間がなかなかできなかった。

 

僕は、空気を読むということが

本当に苦手だった。

 

相手の気持ちを察したり、

その場に合わせる事が出来なかった。

 

だから、ノリが悪い奴と言われたり、

考え方がみんなとズレている不思議な人

という扱いだった。

 

それが友達をなかなかつくれない

理由だったんだ。

 

そんな理由もあって、

僕は自分から人に話しかけるのが

すごく苦手になった。

 

誰かが話しかけてくれるのを

待つばかりだった。

 

だけど、自分から動かないと

友達なんてなかなか出来るはずもない。

当時はそれが分からなかった。

 

とはいっても、

勇気を出して話してみても

会話は続かなかったが。

 

歳をとるにつれて友達が出来にくくなった。

高校生の頃は、

態度が気に入らないという理由で、

イジメられていた。

 

人はなんで人をイジメる事が

出来るんだろう。

自分がされて嫌なことを

相手にすることに心は痛まないのだろうか。

いや、もしかしたら、

僕も知らず知らずのうちに相手の

感にさわることを

していたのかもしれないけれど。

 

歳をとるにつれて、

人がどんどん怖くなった。

分からないながらでも、

相手の気持ちを自分なりに

考えるようになったから。

 

でもその頭の中で考えることは、

ネガティブな事ばかりだった。

 

僕の頭の中は、

相手と会話している時にも、

どうやったら普通の人として

見てもらえるのか?

ということで頭が一杯だった。

 

そんなことばかり考えているから、

行動がぎこちなかった。

自分の行動に自信が持てなかった。

 

だからよく、

挙動不審だと親からは言われたものだ。

 

そう言われては、落ち込んで、
普通の人間にはなれないのだと

思い悩む日々が続いた。

 

社会に出るともっと風当たりは強くなった。

 

自分は普通じゃないということを、

沢山の人に言われてきた。

 

正直、悲しいというより悔しかった。

絶対にそんなことをいうやつらより、

偉くなってやろうと思った。

 

だけどやっぱり、

いろいろなことを、

がみがみ言われるのは耐えがたかった。

 

歳をとるにつれて、周りは容赦なくなった。

でも逆に、そこまでして

誰かと一緒にいる必要も

ないのではないかとも思った。

 

もう孤独を笑うものに

恐れる必要もないことに気づいた。

 

どうせ人と一緒にいても辛いなら、

いっそう一人で楽しめばいいと思えた。

 

僕は、一人でやりたいことを何でもやった。

一人だと、とても気楽でいれた。

 

誰も僕のことをがみがみ言わない。

自分のペースでやりたいことがやれた。

 

孤独は怖いものかと思えたが、

孤独は自由を感じられる

かけがえのない時間だと

気づくことが出来た。

 

僕は思う。

誰かと一緒にいることに

慣れすぎている人は、

相手を傷つける事を平気でできてしまう。

 

イジメる人間は

自分が一人になる苦しみが分からないから。

みんなと一緒に誰かを

イジメているのが楽しく

感じてしまうのだろう。

 

自分が孤独を感じないから、

相手の孤独が分からない。

 

自分が孤独になりたくないから、

そういう人間を、

受け入れられないのだと思う。

 

孤独を知っている人間は、

相手の嫌がることに敏感だ。

だって自分が良く分かっているから。

孤独の寂しさを。

人と一緒に入れない気持ちを。

 

孤独だから自分の気持ちと同じ気持ちを、

相手に感じさせたくないと思っている。

心の痛みをよく知っている。

 

孤独を知る人間はそれだけ、

人に優しくなれると僕は思う。

人が嫌いなわけではないんだ。

 

ただ、

のけ者にされたり、

なかなか受け入れてくれる人が、

いなかっただけだ。

 

一人で居るうちに一人が好きになった。

ただそれだけなんだ。

 

一人が好きでも、

一人では決して生きてはいけない。

 

僕も出来れば一人で居たいけど、

人がいる社会に身を寄せなければいけない。

 

でも自分が人としての、

痛みを分かっているから、

人を傷つけないようにしたい。

 

痛みを知った分だけ、

その人は優しくなれる。