発達障害(自閉症スペクトラム)を希望に

発達障害と向き合い、自分らしい生き方を探すブログです。

#4 発達障害を打ち明ける

発達障害のことを両親に打ち明けるキッカケとその後の話をしようと思います。


私の両親はとても世間帯を気にしている人達でした。普通という考え方が思考の軸であり、世間の常識を私にしっかり守らせるようにしていました。子供の頃の私も世間で普通なのが正しいことだと認知していました。ですが、中学生の頃からその常識に少しずつ適応できなくなりました。小学生の頃は人と会話するとき相手の気持ちに立って話さなくても自分本位の会話で話は通用していました。ただ中学生になって相手の興味や話の内容に意識をもたないといけなくなり始めてから私は周りと上手く合わせられなくなりました。周りと同じ会話で盛り上がったりするのが苦手でした。その頃から友達は少なくなっていき、私は少しずつ自分の自信をなくし孤立していくようになりました。
両親はもっと友達と遊んだら?とか、家にばっかりいないで遊びに行きなさい。と私にいつも言っていました。私は自分と世界のズレを感じながら両親の普通の子供を演じようとしましたが無理でした。この日々が後に鬱病に繋がっていきますが、このお話はまた別の機会に。
私はそうやって両親の常識と期待を背負いながら日々を生きていました。今でも私の記憶に残っている両親のセリフは「あたなが他人の子ならよかったのに。他人の子なら絶対に相手にしていない」です。私は誰からも受け入れてもらえない喪失感を抱えていました。
そんな両親に発達障害のことを打ち明けるのは、私の思い出は絶対に受け入れてもらえないという気持ちでした。両親と離れて一人暮らしをするようになってたまに会う両親は昔よりだいぶ丸くはなりましたが、やはり障害のことを言うことは昔のトラウマが蘇りました。そうして私は打ち明けない選択肢を選びました。
発達障害と診断されて私は同じ障害を持っている方と話がしたいと思っていて、匿名掲示板で同じような人を探したりしました。その中で一人の人と掲示板でお話する機会がありました。その方は発達障害と自分は思っているが病院に行くのは抵抗があるという方でした。私はその方と、仕事のことや日常のことを数週間に渡ってやりとりしていました。そのやり取りの中で両親に伝えるべきかどうかという話になりました。
私はこれからも話す気はない気持ちを伝えましたが、その方は伝えた方がいいという回答でした。その方は、「どんな親でもそれは家族だし子供が困っている時に力になってくれる存在は家族なんだよ」と言われていました。私は自分が不安で苦しんでいても今まで頼る人は特にいなかったから自分で乗り越えようという考え方しかありませんでした。だから、その方の言葉に私はいろいろ考えさせられました。両親は私にとってなんなのだろう。そんな疑問が湧きました。きっと理解されない。だからどうなのだろう?理解されないから言わないのか。そう考えた時に、理解されることなど必要ないのでは?と思った。この発達障害という事実を隠しながら生きていくほうが私にとって生きづらさを感じる要因になる気がした。だから私はその方にお礼を言って両親に話すことを決意した。

両親の家を訪ね私はしばらく伝えるまでに緊張したが、両親にありのままを伝えた。今の仕事のこと生活のこと、これからの考え。私は両親に受け入れてもらうことを諦めていた。だから否定されようが関係ないと思い話した。両親の反応は「大変だったね」という言葉だった。私は驚いた。両親は下らないとか、私を否定すると思っていたから。両親はこれから大変かもしれないけど力になれることがあれば頼ってほしいと言っていた。会ったら喧嘩ばかりしていた私と両親。私は今まで自分の考えが全て正しいと考えていた。親の言うことは理屈だと思っていた。私は自分が発達障害で周りとの考え方がズレていると少しずつ認知していたので、この両親の言葉を素直に受け入れた。きっと今までならそんなこと思ってもないくせにとか考えていたと思う。もしかしたら今までの両親の気持ちの捉え方が私の中で全て歪んでいただけだったのかもしれないと思った。今までの一つ一つが。私は両親に伝えたことで少しスッキリした。ずっと両親に会ったり、思い出したりするたびに、自分の障害のことを隠さないといけない選択をせずに済んだから。そして自分の思い込みの世界は現実ではまた違うことを知り得た。

私は今回の件から、発達障害を誰かに言うことを戸惑っている方や、発達障害の子供を持っている人に伝えたいことがある。発達障害はその障害を持っている人の思い込みが強く、他人の気持ちを上手く考えられない特徴がある。だから他人に伝えたり、心配されるのを恐れる。相手とのコミニュケーションは苦手な分、相手の心境を察する事が上手かったりする。思い込みの心境かもしれないが。苦しいからどうしてほしいとか伝えるだけのコミニュケーションが上手く出来ないから、言わない方が楽だと考えている。でも一生それを伝えず生きるのも辛いと思う。発達障害を言うことをためらっている人は、両親には伝えた方がいいと思う。それによって自分が傷つくことになるかもしれないと思うなら、もしかしたら思い込みかもしれない。仮に否定されてもその場限りだ。嫌なら距離をとれば良い。自分が発達障害という事実は変わらないし、変える必要もない。自分が受け入れてしまえば、両親が否定しても特に気にならない。だって発達障害でも今まで生きてきたんだから。この広い世界にあなたを受け入れる人は必ずいる。同じ障害に苦しんでいる人はこの世に何人もいるんだから。
発達障害の子供を持つ人や障害のことを子供から伝えらた人は分かってほしい。私達はコミニュケーションが苦手であなたからの反応に対してどんな顔や言葉をしていいか分からないから恐れていることを。発達障害だからこれからどうするの?なんで私の子供が?とか思わないでほしい。別に発達障害のことはどうでもいいんだ。障害は時が経てば受け入れるしかなくなる。だけどあれこれ言われると、あなたに恐れを抱く。今は伝えてもらったことに対してお礼だけしてあげたらいい。今はそれが精一杯なんだから。あとは本人が考えていく。障害を持っていることを告白する時には、本人も沢山の思いを整理してから伝えているから。今は見守ってあげたらいい。そうすれば必要なときまた本人があなたを頼るから。

私達は人からの反応が怖くもあるが本当は人と何かを共有したい。発達障害を持っていてもそれはただの避けられない障害だっただけで、足枷だっただけでその分多く苦労しただけなんだから。